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障害者が就労している企業への見学に行ってきました。

セレクトショップを運営する、B社ロジスティクス部に訪問してきました。2019年3月現在、在籍者数2180人、うち障害者数42名、法定雇用率2.45%です。身体障害者12人、知的障害者17人、精神障害者8人、発達障害者2人、重複1名です。

業務内容は商品の搬入・荷受け、型分け、検品、タグつけ、などです。

広い倉庫内で、ゆったりとした作業スペースが確保されています。倉庫内には音楽が流れています。この広さが、働く人たちのゆとりをもたらしています。ただそれだけではないのです。仕事をすることで緊張する状況が多くなりがちな、精神疾患のある方に対して、社内ジョブコーチが、いろいろと話を聞くことによって緊張を解くことを心掛けています。「傾聴」です。傾聴が数時間にわたって、時折上司に注意されているとか(苦笑)。業務中に、社内ジョブコーチが巡回すると、ほとんどのスタッフが挨拶をしながら、軽い会話をしています。この関係がとてもいいな、と訪問するたびに思います。業務の進め方の助言はほとんどせず、自分たちで考えてみよう、というスタンスを取っています。4年近くB社と関わっていますが、各スタッフがスキルアップしています。今は、就労している方のスキルアップ・ステップアップをどうしようか、検討しているそうです。

そのジョブコーチが「いいかげんですよ」と言っています。それは「好い加減」に強弱をつけながら、スタッフとの関係があるのでしょう。そのうえ生活面までの相談に乗っているのだから、驚きです。家庭や生活が安定していれば、仕事だって充実するのは、誰でも同じでしょ?…確かにそうです。

B社の代表が「とんがった者がいい」「B社は動物園だ」と言っているそうです。障害者雇用についても、仕事の適性を吟味し、障害種別を問わず、個性的な人材の確保という視点で、人材の職域拡大や事業拡大を目標に取り組んでいます。

障害者雇用だけではなく、組織を運営するための大切なことが、B社にはあります。

 

どうしても価値観の違いを埋めることができなくて、こればかりはどうしようもありませんね、と先日もジョブコーチが話していました。音楽バンドの解散や夫婦の離婚の原因が「価値観の違い」と言われても、生まれも育ちも異なるので、その違いを認めることが大事なのかな、とも思います。価値観が違うから、長くできる、という音楽バンドもあります。こればかりは難しいです。

B社に訪問するたびに、多くのことを教えられます。それを活かしきれない管理人です。