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短時間雇用創出プロジェクトの道のり

 

川崎市と企業応援センターかわさきの主要業務の1つが、「短時間雇用創出プロジェクト」です。

障害者が週20時間以上働くのは困難では、という漠然としたニーズから始まりました。企業側は法定雇用率を達成のため、週20時間以上働いてほしい、しかし障害者のなかには週20時間を働くのが困難な方もいます。その方々は労働市場から遠ざかってしまいます。企業様には短時間雇用について時間をかけて説明を差し上げたうえで、採用をお願いしました。(プロジェクトの詳細は川崎市ホームページに記載しています)

 

そして、今では会社の戦力としての雇用へ進んでいます。

①いつかはやりたいと思っているけれど、忙しくてなかなか手が付けられない業務

②比較的簡単な仕事で資格もいらないが、誰かがやらなくてはならないから、専門技術を持つ職員・従業員が時間を割いてやっている業務

これらは障害者ができそうな業務を探すのではなく、会社にとって必要な業務です。

 

障害者の就労支援をしていたときに、何人かの方から「20時間を働くのは辛いです。」「仕事も慣れてきて休まずに勤務しているから、勤務時間を増やせないか、と会社から言われたのですが、今の生活リズムで安定しているので、増やすのは不安です。」

と相談を受けました。本音は増やしたいと思っています。しかし、勤務時間を増やすことは、体力や精神力を消耗し、回復時時間がかかり、結果、病気の再燃する可能性もあります。実際のところ、短時間雇用で採用された方の大多数が、就労時間は採用時のままです。求職者の短時間雇用のニーズはあります。

また企業の採用担当の方と話す機会がありました。「短時間雇用で、お互いを知ることはいいかもしれない。現場の理解を得ながら進めることができる。人を大切にすることは、モノづくりをやってきた会社としては大事なこと。」短時間雇用から始め、就労時間を増やすことができた障害者もいます。企業や就労支援機関、就労者と良い関係を構築して、一年以上時間を掛けて、週20時間の就労時間になりました。企業にもニーズがあると思われます。

 

 企業と就労支援機関、就労者と、上手にコミュニケーションをとることが、障害者雇用では大事なことなのかもしれません。

短時間雇用創出プロジェクトに興味がありましたら、ご連絡ください。よろしくお願いします。(管理人)

 

追記:「仕事の創り出し」のヒントを掲載しました。参考にしてください。

仕事の創り出しのヒント