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心を病んだらいけないの?

我が家の「積読(つんどく)本」から引っ張り出してきました。

歴史学者である、与那覇 潤 さんの書籍『知性は死なない』を読んだことがあります。その方と、精神科医の 斎藤 環 さんの対談をまとめたものです。

「対話」が、あらゆるものの処方箋として有効である、ということです。

 

…疑問や違和感を言葉にし、ただしどちらも一方的に見解を押しつけることなく、コミュニケーションを続けること。問題が完全に解決しはしないけど、でも少なくとも一人で思考の堂々めぐりをしているよりは「楽」だから、ちょっとこの関係を続けてみようと思えること。(中略)客観的な意味での「よい医者」は存在しないが、でもあなたにとって「この人ともっと話してみたい」と思える相手が見つかったなら、それは良い医者に出会えたということなんだ。

こうした考え方こそが病気に限らず、いま生きることに悩む人の助けになると、ぼくは思っている。(まえがきより)

 

与那覇さんは重度の精神疾患を経験しています。いわれたとおりに治療をしているのに「治らない」。そのときに「対話」という手段を見つけたそうです。

 

ご参考までに。(管理人)

『心を病んだらいけないの?』うつ病社会の処方箋 斎藤 環・与那覇 潤 新潮選書