· 

仕事の創り出し

先日、福島で震度6強の地震がありました。東京でも震度4を観測しました。職場内では、「揺れた!」「深夜だったのであまり覚えていない」という反応でした。
まだ10年、もう10年、東日本大震災です。

あのときのことが呼び起こされました。なんて、自然は「わがまま」なんだろうと。

 

話は変わりますが、当センターで雇用相談をしていた企業のご担当者様と、川崎市内の就労継続B型事業所・移行支援事業所に訪問しました。

昨年のマスク不足を端に、備蓄用のマスクを障害者が作ることができないか?とお考えがあり、実際に作業をしている様子を拝見してみてはいかがでしょうか、と提案をしました。

訪問した事業所では、防護服やフェイスシールドを、注文があったときに製作しています。型紙の取り方、工程の仕分け方、マニュアルの作り方、指示の出し方などを、事業所の職員から説明をいただきました。

作業する方が、何ができるのか、何ができないのかを知ることと、作業をしやすいように支援者が工夫をしていくことですよ、とアドバイスをいただきました。

企業のご担当者は前向きな衝撃を受けたようです。新たに事業部門を作って、名刺や社内備品を作ることができそうだ、とおっしゃっていただきました。

おもしろいものができそうな予感がします。

 

昨年末には、都内にあるセレクトショップのロジスティクス部門に行き、雇用相談を受けている企業のご担当者様が、就労しているご本人から話を伺い、指導担当者と交流をしました。「打ちひしがれた」「(指導員のような)仙人にはなれないよな」と感想をいただきました。そうは言ったものの、そのあとに実施した職場体験実習で、体験者との接し方が改善されていました。

私たち職員が説明を差し上げるよりも、実際に見て、感じてもらうことが、障害者雇用のイメージをよくするきっかけになると思いました。

 

雇用相談を受ける企業・組織は、「仕事の創り出しが分からない」「受け入れる職員の理解がない」がほとんどです。前者については、私たちも本当に悩みます。企業に土足で入り込む作業であり、また企業との関係を構築する途中での作業です。

3月からは雇用率が上がり、対象企業も引き下げられます。

丁寧な創り出しと、職場内の理解が、安定した雇用となります。

これは障害者雇用には限らないと思います。

本当の働き方改革とは、社内の仕事内容を明確化し、どれが必要か不要か、人員の適正な配置、かもしれません。